住宅クレーマーとは

コンセント1個の追加から

たばこ嫌うお客様

施主責任なのに

最後の不注意が

住宅クレーマーとは
 

入居者の奥様から、台所(システムキッチン)の排水の流れが急に悪くなったと夕方に、メンテナンス担当者のところに連絡が入る。
受け付けた担当者が、排水管が詰まってないか確認してくださいとお願いするが、奥様はどこを確認したらよいか分らないと、明日でよいから見に来てほしいと言われ、明日は午前中に他の約束があったので、午後に確認に伺うと回答する。

翌日、午前中の他の業務が手間取り、午後3時過ぎまで処理にかかってしまう。
午後3時頃に奥様から会社に、何時になったら来るのかと確認電話が入る。
担当者は、前の仕事が伸びたので遅くなるが必ずお伺いする旨お詫びの連絡を取り、結局お客様の所へ訪問したのは午後5時ごろになってしまう。

訪問して奥様から、流し台の排水が最近急に悪くなったことや、流し台の床付近に時々水がでていることがあったことなどを聞く。
流し台の排水は完全に詰まってはいなかったが、排水が大変遅かったので、流し台の収納扉を開けて、流し台の内部を調べても台所自体の排水には問題は無かったにも関わらず、少しではあるが床取り合いの排水管付近に水が漏れていた。
外部の台所排水の会所を調べると、相当の油垢が付着していたが、全く排水できない状態ではなかったので、会所までの排水管のどこかで詰まっていると分かったので、改めて明日水道業者を連れて補修に来ると伝えて、その日は引き上げる。

担当者午後7時頃帰社、間もなくご主人から責任者宛てにクレームの電話が入る。
クレームの内容、

  午後に来ることを妻は了解したが、午後といえば1時過ぎぐらいが当たり前である。
5時といえば食事の準備をする時間である。
遅いと電話したから来たのであって、我が家のことを忘れていたのではないか。
前の仕事で遅くなるなら電話をすべきである。
妻は午後どこにも出かけることが出来なかった。
排水が漏れていた結果、床が腐っているのではないのか。
水道工事が悪いのではないか、他も同じような不良工事をしているのではないか。
排水不良の問題は予見できたことであるにも関わらず、なぜ水道業者を動向させなかったのか。そのために明日もまた不自由な思いをせねばならなくなった。
必ず明日中に排水不良を直し、原因と今後の対応について会社として書面で回答せよ。

翌日9時頃に、担当者が水道業者と同行して訪問
水道業者は床下に潜って、排水管の状況を調査するとともに、パイプに洗浄機を通して詰まった汚物取り出したが、床下の排水管エルボ部分から立ち上がり20㎝ぐらいまで、生活雑廃が詰まっていた。奥様に、詰まった生活雑廃の量・状態、会所の油垢の不着状態を見ていただき、施工の問題ではなく、維持管理の問題であり今回の補修費用は有償となりますと説明する。

ご主人との交渉
詰まった排水管や会所の油垢を見せて、我が家の維持管理が悪いのが原因というが、排水に関しての維持管理方法など会社から説明も受けたことがない。
我が家の使用方法は特に問題となるようなものではなく、ごく普通の使用方法であり、雑廃が溜まるような排水管の工事に問題があるのではないか。隣近所も同じ頃に新築しているのに、排水管が詰まった話など聞いたことがない。我が家は詰まったことによる被害を受けたのだから、こちらの方こそ迷惑料がほしいぐらいである。
今回の問題の原因をはっきりと説明せよ。又直したというがどのように直したのか。

原因の考察
排水不良は、流しの排水直下部分のエルボ部分から会所までの横引き排水管が、特にエルボ部分が低く逆勾配になっていたこと(それが当初の施工不良によるものか、排水管の固定不足が原因だったのかは分からない)が原因で、最も低かったエルボ部分に油垢が堆積し、その油垢に雑廃物まで滞留し始め、排水管の詰まりとなったと考える。

解決
排水管が逆勾配になく、化粧フロアーにも水漏れの影響もなかったので、今回の補修工事費用は会社側負担とし、今後の維持管理については十分施主側が行うことで、施主に了解をいただく。

 

損失金額:35,000円
費用負担:水道業者は排水管固定不良として半額負担